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京都・真名井神社
京都府宮津市にある元伊勢・籠(この)神社の奥宮「真名井神社」に参拝しました。
家族旅行で天橋立に観光に行った時に、「天橋立神社・籠神社・真名井神社」という【天橋立三社参り】を行いました。
個人的には三社の中では一番この真名井神社に圧倒されました。
半端ない生命力というか、湧き上がるような土地のパワー、古代からの祈りの場となっていた「祈りのパワー」みたいなものをひしひしと感じる物凄い神社でした。
籠神社の境内を通って右に抜けると、奥宮である真名井神社への看板がありますので徒歩で行っても迷うことはありません。
ふつ~の住宅街の中をしばらく歩くと鳥居が出てきました。
そこからもう少し看板の通りに進むと、真名井神社専用の駐車場があります。直接真名井神社に向かう方はこちらの駐車場が近くて便利です。
駐車場を過ぎ、青々とした森の中を歩きます。
こちらが真名井神社の鳥居です。
籠神社は1300年の歴史があると言われていますが、こちらの真名井神社はなんと3000年も前から祈りの場として存在していたのだとか。
境内は決して広くなく、籠神社から少し歩いた山の中にひっそりと佇んでいるのですが、近くまでくるとその何とも言えない厳粛な空気、溢れ出るパワーに驚いてしまいました。
これまでにもあちこちの神社に参拝させていただいていますが、この真名井神社は相当すごいパワーを持つ神社の部類に入るかと思います。
スピリチュアル好きには有名な真名井神社
スピリチュアルが大ブームになっていた頃、江原さんが真名井神社を紹介したそうで、スピリチュアル好きの間では有名なパワースポットだそうです。


こちらは有名な「天の真名井の水」。
「真名井」とは水につけられる最高位の敬称で、この霊水は高天原で神々が使用する水を持ち帰ったとされています。
芸能人にもこの真名井の水のパワーは知れ渡っているそうで、お忍びで汲みに来る人も多いそうです。
真名井の水を持ち帰る

岩の間から流れ落ちる水は手水として使用するため、飲用として持ち帰るにはこちらでお水を汲みます。
右にある金色の取っ手をひねると、龍の口からお水が流れ出てくるんです!ありがたや~
私達は日を空けて二度、こちらの真名井神社に参拝したことがありますが、どちらも真名井の水を汲みに来る人が必ず2~3人はいらっしゃいます。
大きなタンクやペットボトルをたくさん持参する方がほとんどで、近所の方だけでなくわざわざ他府県からこのありがたい霊水を汲みに来る方が大勢いらっしゃるのがよく分かりました。

手水の岩の隣には霊験あらたかなお地蔵様が。
大切にお世話されているのが伝わってくるきれいなお地蔵様です。


さて、こちらの鳥居では珍しく狛犬ならぬ狛龍様が本殿を守っています。
すごくパワーがありそうな姿。両方とも玉を持っていますね。
迫力があってかっこいい!

そして鳥居をくぐると拝殿に続く階段が。
ここから先は撮影禁止ということで残念ですが画像はここまでです。
岩座のあるエリアは圧倒されるくらい荘厳な空気でした。
早朝に参拝したこともあるのかもしれませんが、拝殿の奥の「岩座」がある辺りは本当に異世界のような重厚な空気感で、頭がクラクラしました。
「真名井神社は怖い」という声が聞かれるのも納得してしまうような、そんなものすごいパワーを持つ土地なのだと肌で感じられます。
そして「元伊勢」だった名残もあり、拝殿の造りは伊勢神宮の内宮と同じになっており、規模こそ違うものの伊勢神宮と雰囲気が似ています。
真名井神社の御朱印
こちらの御朱印は籠神社でもらえます。

真名井神社は怖い?

この真名井神社に対する個人的な感想としては、怖さという感覚もありましたがそれ以上に「強烈な畏敬の念」がお腹の底から湧き上がってくるような、そんな感覚でした。
これまで感じたこともないほど強烈に、神様やその土地にあるなにかを「畏れ敬う気持ち」を抱いたとき、自分でもその感情の出どころや種類がうまく把握できないのではないでしょうか。そこで、今まで経験した感情の中で一番近い「怖い」という感情に置き換えてしまう人が多いのかもしれないな、と思いました。
そして居心地の悪さを感じる参拝者も多いようで、「この場所を離れたくなった」「早く帰りたくなった」というコメントも見られます。
その思いもよく理解できます。
この土地にあるのがケタ違いに崇高で澄み切ったパワーだからでしょうか・・・?
未熟で欠陥だらけの自分が浮き彫りになるような、この場所の清らかさに自分がふさわしくないような、そんな気持ちにもなってしまいます。
非常に個人的な感想ではありますが、「真名井神社が怖い」と感じる参拝者が多い理由についてはこんな風に考えています。
真名井神社での不思議な出来事
霊感や神様を感じる能力がない人でも、この真名井神社では「なにかを感じる」と言う感想が多数寄せられています。
かくいうワタクシおまめも、一緒に参拝したてんぽーも、拝殿前の鳥居をくぐった瞬間から異世界に入ったような、強烈なパワーを持つ聖地のような空気を感じました。
夜明け後すぐの時間帯で参拝者もまばらだったため、清浄な空気をたっぷりと吸い込み、思う存分岩座の周囲を散策して癒やされ、感謝の気持ちとともに真名井神社を出ました。
「ほんまにすごい神社やったねぇ~」と二人で興奮しながら帰りの道を走っていると、目の前に見たこともないような大きな虹が突然かかりました。
遠くの山にかかっているとかではなく、本当にすぐ目の前でした。
虹の端がどこにあるのかも見えるんです。
「何これ・・・すごすぎるやん!」と、あっけにとられている間に10分程度で消えてしまいました。
日本の龍神様は天候を司ると言われています。
なんだか、真名井神社の神様や狛龍様(?)に「気をつけて帰りなさい」と言ってもらえたような、その日の参拝を歓迎してもらえたような、そんな最高に嬉しい気持ちをもらえた帰り道でした。