目次
おまめ
てんぽー
おまめ
てんぽー
おまめ
てんぽー
あんまり気持ちよくて拝所で寝そうになった(笑)
おまめ
てんぽー
古代からのパワースポット室生龍穴神社
宇陀市の女人高野といわれる「室生寺」からすぐの場所に位置する室生龍穴神社。
山奥に存在し、いかにも古い神社です。
境内は静かで、高く高く伸びた杉の巨木群がこの祈りの場を守るように堂々と存在しています。
豪華な建物があるわけでも、目に楽しい花や樹木が植えられているわけでもありませんが参拝者は多いです。
観光目的で訪れるような場所でなく、しずかに祈りを捧げる神聖な場所。
次々と参拝者が訪れる様子や静かに手を合わせる人たちを見ると、あらためて日本人は自然への愛情や、神仏など我々を守ってくださる存在への感謝、畏敬の念を強く持った民族なんだなぁ~と感じます。
こちらの神社にはおそらく他府県から参拝に来ている方も多いのではないかと思います。

神社の入り口から杉の巨木の存在感に圧倒されます。
苔むした鳥居に朝日が降り注いでキラキラしています。
入り口はとても神聖で明るく、美しいスポット。

境内はいかにも歴史を感じるような苔むした石塔がたくさん。雰囲気あります。


杉の巨木に囲まれた拝殿前に狛犬が。
境内を奥に進むにつれて、明るい澄み切った雰囲気から重厚で荘厳な空気に変わってきます。

こちらが拝殿です。
古い木造の建物で、神額には「善女龍王社」と掲げられています。
善女龍王は文字の通り女神さま。
昔はこちらの神様が祀られていましたが、現在は日本書紀に登場する「高龗神(たかおかみのかみ)」が祀られています。
高龗神は雨乞いや河川の氾濫がおきないように祈願する神様で、水や天候を司る龍神と同一視されています。

拝殿をぐるっと後ろに回ると本殿のすぐ近くまで行くことができます。本殿は朱塗りの春日造です。
鮮やかな朱色が美しいですね。


こちらは本殿を静かに守る狛犬さん。
ここで祀られている神様は、本殿から1キロほど山に入った「吉祥龍穴」にて古代より祀られていたとのことです。
室生龍穴神社の「連理の杉」


こちらは入り口の鳥居の右手にたたずむ「連理の杉」。2本の杉の巨木の根本が一体化していますね。
歴史ある神社やお寺ではこのような樹木が見られますが、こちらの杉も「夫婦和合」「家庭円満」などのご利益を求めて大切に信仰されているようです。
室生龍穴神社・吉祥龍穴の御朱印
二社の御朱印は神社内の社務所でいただけるそうです。
今回は平日に参拝したため、残念ながら社務所はしまっていました。
御朱印がほしい方は土日の参拝がおすすめです。
アクセスは動画でご紹介しています
境内の様子を動画にしています。
朝日の清々しさや境内の清浄な空気を感じられますので、ぜひご覧ください。
室生龍穴神社から奥の宮である吉祥龍穴までの道中も動画にしていますのでこれから参拝予定の方も参考にしていただけると幸いです。
さて、神社を出て奥宮へと移動します。
奥の宮「吉祥龍穴」
動画でもご紹介していますが、この日はバイクでの参拝でしたので川沿いを走り、山へと入っていきました。早朝の空気がとても気持ちよかったです。

こちらは奥宮の小さな鳥居をくぐって急な階段を降りきった右手にある招雨瀑(しょううばく)。
画像ではわかりにくいですが、とても巨大な一枚岩の上にこの滝があり、岩の上を清らかな水が流れていきます。


植物が生き生きとしています。とても穏やかで元気に見えます。

この日は滝の水の量が少なく、流れていく水もわずかでしたが雨のあとはかなり水量が増すようで、こちらの雰囲気も変わるようです。
思いのほか参拝客が多く、参道も拝所も狭い場所ですのでお互いに順番待ちをしながらの参拝となりました。
肝心の「吉祥龍穴」の洞窟や小さな拝殿の画像がなくて悲しいですが・・・気になる方は動画で確認していただけると嬉しいです。
室生龍穴神社と吉祥龍穴の違い
個人的な感想としては、室生龍穴神社は正真正銘、古代から信仰されていた「神社」としての造りや空気感が色濃い雰囲気。しずかで清浄な信仰の場。
吉祥龍穴は、自然のパワーが計り知れない場所という印象でした。
人間がきめたルールや信仰の形式などよりも、古代日本人が純粋に崇めてきた自然への畏敬の念が色濃い場所。
自然や、自然と融合している神様を大切に祀る場所。そんな印象でした。
どちらも、自然を崇拝する気持ち、人間を遥かに超える力に対して深い敬意を払う古代からの想いが息づいている。
日本人に流れている根本的な自然崇拝の想いが感じられる、大切に守っていきたいパワースポットです。