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芸術的な美しさ!枯山水庭園のある粉河寺

西国三十三所の第三番札所、粉河寺。
広い境内にたくさんの見所があります。まずは入り口の大門からご紹介します。

鮮やかな朱色 金剛力士が守る重要文化財の大門

金剛力士像がしっかり見張っておられます

金剛力士像や四天王像、お不動様などのお顔ってほんとに怖いですよね。
邪念だらけ(?)のワタシですみません、通らせていただきます・・・と、毎回小さくなって前を通ります。
細やかな体の作り、筋肉隆々だったり女性的な曲線だったり、優しいお顔や恐ろしい表情などなど、仏師の方たちは本当に素晴らしい技術をお持ちだな~と仏像を見るたびため息が出ます。

こちらの金剛力士像は仏師・春日(かすが)作。
大門は入母屋造、本瓦葺きの楼門(二階建て門)です。

大門を抜けると右手に「蟹井土産物店」というお土産屋さんが。
季節の果物や地域の名物、お味噌、うどんやおそば、ぜんざいなど店内でも食事ができるようになっています。

土産物店の道向いには不動堂

粉河寺案内図をもとに境内を散策

子育地蔵堂

子供の無病息災を祈願するお堂です。

お寺にもみじってどうしてこんなに似合うんでしょう

もみじの新芽、「赤いプロペラ」がたくさん出ています♪
新緑の黄緑色と赤のコントラストが美しいですね。

年に一度だけ会える秘仏 童男大士を祀る童男堂

千手観音様が姿を変えた童男大士を祀る童男堂

童男堂の御本尊は秘仏ですが、観音様のご縁日12月18日に「童男会(どうなんえ)」でのみ特別開帳されるそうです。

こちらに祀られる童男大士は「粉河寺縁起」に係わる重要な人物。
国宝の「粉河寺縁起絵巻」に描かれているのは以下の通りです。

”「粉河寺縁起」には2つの説話が語られている。
1つ目の話は粉河寺の草創と千手観音の由来に関するものである。紀伊国の猟師・大伴孔子古は宝亀元年(770年)のある日、山中に不思議な光を発する場所を見つけて、そこに小さな庵を営んだ。これが粉河寺の始まりという。

その後のある日、孔子古の家に一人の童子(童男行者)が訪ねて来て、一晩泊めてくれと言う。童子は宿を借りたお礼にと言って、7日かけて千手観音の像を刻んだ。
8日目の朝、孔子古が見てみると童子の姿はなく、金色の千手観音の像だけがあった。孔子古は殺生をやめて観音を信仰するようになったとのことである。

2つ目の話は千手観音の霊験説話である。
河内国の長者・佐太夫の娘は重い病で明日をも知れぬ命であった。そこへどこからともなく現れた童行者が千手千眼陀羅尼を称えて祈祷したところ、娘の病は全快した。
喜んだ長者がお礼にと言って財宝を差し出すが童行者は受け取らず、娘の提鞘(さげざや、小太刀)と緋の袴だけを受け取り、「私は紀伊国那賀郡におります」と言って立ち去った。
長者一家が那賀郡を尋ねて行くと、小さな庵に千手観音像が立ち、観音の手には娘の提鞘と緋の袴があった。
長者一家は、あの行者が観音の化身であったことを知ってその場で出家し、孔子古とともに粉河寺の繁栄に尽くしたとのことである”

童男堂の横には、童男大士が柳の枝を手に白馬に乗って出現したという出現池

奥に見えるのが童男大士。庭園内には千手観音菩薩像もあります。

「童男会(どうなんえ)」ではお堂と出現池も開放され、自由に拝観ができるようです。
お堂の中は非常に豪華なんだとか。ぜひぜひ参加したい法要です。

仏足石を安置するお堂
お釈迦様の足跡

この紋様はお釈迦様の三十二好相のひとつ千輻輪相(せんぷくりんそう)を表し、足の大きさは人徳の偉大さを象徴しています。

念佛堂
細い用水路もきれいに整備され水の流れが美しいです
聖徳太子を安置する太子堂
参道横を流れる長屋川

お寺の名前の由来ともなったこの川は、「粉河寺縁起」に登場しています。
「粉をすって入れたような白い河」 
という記載があり、実際に白い川だったようです。現在では水量も少なく川の水も透明。ごく普通の小さく穏やかな川でした。

蓮の手水
手水の奥には小さな池もありました
緑と赤で縁取られた静かな池

身代わり地蔵と可愛いミニ身代わり地蔵

身代わり地蔵尊
足元にはミニ地蔵さんが並びます

本堂で拝受できるミニ身代わり地蔵尊は1000円。人の代わりに辛いことを引き受けてくださいます。
にっこり笑顔が並ぶ可愛い光景にほっこりします。

四天王が守る 堂々とした中門

重要文化財である中門。とても豪華
新緑の葉っぱと歴史ある重厚な門が素敵なコントラスト。

扁額には「風猛山」とあり、紀州十代藩主の徳川治宝の筆なんだそうです。

門を守るのは四天王!門の裏側にも2体いらっしゃいます。

面白いのは、この中門に鎮座するのは金剛力士ではなく四天王であること。
本来は諸仏の東西南北を守る四天王ですが、ここ粉河寺では中門に配置され本堂を守る役割をされています。

江戸時代に作られた中門の彫りは非常に繊細で、とても美しいです。

見事な枯山水!名勝「粉河寺庭園」

中門をくぐると名勝、粉河寺庭園が
牧水の歌碑がひっそりと立っています

左手にとても立派な大木が出迎えてくれました。歴史を感じる大木ですが、生命力でいきいきとしています。

おもわず近寄ってパシャリ。

この日はあいにくのお天気で雨がパラついていましたが、少ない日光とわずかな雨を浴びてなんだか嬉しそう。
古い時代から静かに息づく大木、美しいですね~

境内右手には「あこ茶家」が。この日は閉まっていました。
国指定の名勝、粉河寺庭園は大きな見どころ。

本堂は庭園から階段を上がった少し上の敷地にあります。
本堂の前庭と、下の広場との高低差約3メートルを埋めるために作られた少々風変わりな庭園。他のお寺では類を見ない作りなのだそうです。

この枯山水の庭園はソテツ、巨石、サツキなどで構成されていますが、思い思いに配置されたような自由な巨石とサツキ、ソテツの配置が絶妙!
琴浦(ことうら)の紫石(むらさきいし)、龍門石(りゅうもんいし)などの紀州の名石を含む、多くの巨大な岩石が使用されています。このエリアはさほど広くないですが、美しく整備された巨石群には圧倒されます。

多くの仏像が集う 見どころ満載の本堂

庭園から階段を上がると大きな本堂が。重要文化財に指定されています。
歴史を感じる素敵な書体
本堂前の石灯籠も凝ったデザインで素敵

本堂は西国三十三所の中でも最大級の規模!大きさにも圧倒されますが、その作りのユニークさが面白いんです。
ご本尊を安置するのは正堂(しょうどう)で二重屋根、礼拝のための礼堂(らいどう)は一重屋根になっており、この二つが結合しているため、横から見ると複雑な屋根の形状になっています。

こちらのご本尊、千手観音様は地中に埋められ絶対秘仏となっていますが、一説によるとそのお姿はわずか一寸八分(5~6センチ)で、火災から守るため本堂内陣の逗子の真下に埋められているそうです。
御前立ちも秘仏で内陣の逗子に収められていますがその扉はしまっていました。

本堂内陣へは拝観料400円を収めると入ることができます。
御前立ちを収めていると思われる六角形の逗子が真ん中に鎮座し、その周囲を千手観音の眷属とされる二十八部衆、風神雷神が守っています。

この姿が圧巻!!
私達が拝観したときは二十八部衆の半分の仏像が修繕に出されていたため、右半分の残った二十八部衆しかお会いすることができませんでしたが、それでもその迫力には息を呑みました。

精巧に彫られ、まるで息をしているかのような仏像の数々。さまざまな表情とポーズでご本尊を守っています。
古い時代から多くの人たちの信仰を集めていただろう仏様たちには本当に生命が宿っているかのようで、とても静かな空間でありながらもその存在感が半端ではなかったです。
すぐ近くまで行って拝観することができましたので、じっくりとそれぞれのお顔や姿を見せていただきました。

お堂の東側には鬼子母神(きしもじん)、西側には大日如来、不動明王、閻魔大王、弁財天、十六羅漢、八大将軍吉宗が寄進したという左甚五郎作の「野荒らしの虎」など多くの仏像が所狭しと安置されており、素晴らしい仏像の宝庫でした!

粉河寺に行く際にはぜひぜひ内陣の拝観をおすすめします。

左甚五郎作の「野荒しの虎」

夜な夜なお寺を抜け出して田畑を荒らすため、動けないよう両目に釘が打たれたという虎の像です。

丈六堂

一丈六尺(約4.85m)の大きさの阿弥陀如来像を安置。

紀州湯浅の住人・藤原宗永(ふじわらのむねなが)が本寺の本尊・千手観音のお告げで本堂の辰己(東南)の方向に植えたとされる桜の木。その孫は今も健在だそうです。

六角堂には西国三十三観音像を安置しています。
本堂右手に入るとびっくりするほど大きなクスノキが。
根っこも盛り上がっていてものすごい存在感
可愛い桜の実ができていました
粉河稲荷大明神
緑の中の朱色が美しい~
十禅律院への階段
十禅律院の右隣には薬師堂が

眼病をはじめ、諸病平癒の薬師如来様をお祀りしています。
年に一度、初薬師の1月8日のみ御開帳されるそうです。ご本尊の薬師如来は金色に輝くお姿なんだとか。
脇侍には日光・月光菩薩、その周囲には十二神将がいらっしゃるそうです。

粉河寺の鎮守 「粉河産土神社」

本堂裏には産土神社もあるようです
本堂左手からも産土神社に行くことができます
粉河産土神社
大切にお祀りされているのが分かります

紀州三大祭のひとつである「粉河祭」はこの神社のお祭り。
春日造りの豪華な社殿できらびやかですね~
社殿背後の山は「風猛山」と呼ばれており、経塚が出土しているそうです。

お隣には白山神社も

ここ産土神社では、宮司が引き取った2羽のクジャクが飼われており、参拝客は自由に見ることができます。

本堂左手の千手堂も重要文化財指定

こちらの千手堂は2008年10月になんと217年ぶりに御開帳されたそうです!ご本尊は千手観音様。
御開帳された当時は参拝客が押し寄せたそうですが、現在はひっそりと本堂の隣で鎮座されるお堂です。

大門横の「蟹井土産店」は飲食もできる楽しい土産店

ゆっくり散策しているとちょうどお昼時に。
駐車場へ戻るついでに入り口近くにあった土産店に伺いました♪

名物の「粉河寺みそ」は、なんとナスや瓜を熟成させた金山寺味噌だそうです。
柿の葉寿司やじゃこ寿司、ぜんざいやよもぎうどんなどちょっと珍しいメニューも並びわくわくします。

各テーブルにはお花が活けられていました

それぞれのテーブルに色々な種類の花が豪華に活けられていて、花好きにはたまりません♪
お店の持ち主の方がお花好きなんだそうで、お店の外までお花で溢れていました!

腹ペコだった我々はおぼろ梅うどんとよもぎうどん、柿の葉寿司とじゃこ寿司をいただきました。

おぼろ梅うどん
うどんによもぎを練り込んだよもぎうどん
柿の葉すしとじゃこ寿司 金山寺味噌もつけてくださいました♪

うどんはコシのない柔らかい麺。お出汁はあっさりと美味しいです。
珍しいよもぎうどんはよもぎのいい香りがふんわりとする、大人な味。すごく美味しかったです!

柿の葉寿司はこちらのお店の手作りでしょうか?すし飯は少し柔らかめで、噛むとほろっと崩れる食べやすい食感。じゃこ寿司は川じゃこという魚を三枚におろし、甘辛く煮付けたお魚を使用していました。こちらも甘辛く酢飯によく合ってペロっと食べちゃいました!

粉河寺に近いおすすめの宿

粉河寺の近くで宿泊するなら伊都郡かつらぎ町にあるかつらぎ温泉八風の湯の宿泊施設、「八風別館」がおすすめ。
粉河は近くにほとんど宿泊施設がない立地ですが、こちらの施設は大型温泉施設に併設した宿泊施設。おしゃれで綺麗!


車で30分ほど走ると大きな温泉施設が見えてきます。

宿の玄関
お部屋は全14室。
全客室に露天風呂付き

日帰り利用できる温泉施設も落ち着いた雰囲気で建物自体がおしゃれに造られています。
宿泊施設は露天風呂付きで部屋用風呂も十分に楽しめますね。

施設自体が道路に面しているため、お部屋にいても車の音などは聞こえるようですが、お料理の評価も高くトータル評価で考えるとかなりの高得点。

粉河寺の近くでの宿泊ならこちらの宿泊施設がおすすめです。

近くの旅館を探す

ホテルアストンプラザ関西空港あすとんぷらざかんさいくうこう
ホテルアストンプラザ関西空港 3,450円~

無料駐車場・朝食無料サービス・大浴場完備、空港送迎有り、ビジネス・旅行お気軽にお泊り頂けるホテルです

所在地:〒598-0033 大阪府泉佐野市南中安松674-1

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美里の湯 かじか荘 4,950円~

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所在地:〒640-1364 和歌山県海草郡紀美野町菅沢6

アクセス:JR阪和線 海南駅/阪和道海南東ICより20km

丸浅旅館まるあさりょかん
丸浅旅館 4,950円~

西国33ヶ所第3番の札所“粉河寺”すぐそば

所在地:〒649-6531 和歌山県紀の川市粉河2071-1

アクセス:JR和歌山線「粉河駅」下車 / 阪和自動車道 泉南ICより30分

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