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橘寺は奈良県高市郡明日香村にある天台宗の寺院です。
聖徳太子が生誕した地が近いということでご本尊は聖徳太子・如意輪観音となっています。
正門である東門
橘寺は新西国三十三箇所の第10番札所、
聖徳太子霊跡の第8番霊場です。
お寺ですが狛犬さんがおられました。神仏習合の名残があるんですね~ しっかり守っておられます。
手入れされた境内、とっても美しいですね。
木の幹がねじれるのはその土地にパワーがあるからと本で読んだことがあります。橘寺に植えられた木は根本からものすごくねじれている木が多かったです。
参拝したときは、左手に見える観音堂は修繕作業をしているのか中に入れませんでした。
本堂には聖徳太子・如意輪観音が
こちらが本堂です。入山料を支払い、本堂内に入ります。撮影禁止ですので写真はありませんが、多くの仏さまが安置される静かな場所。ご本尊の聖徳太子は35才の時のお姿「勝鬘経講讃像」です。幼少期頃の像は多く見られますが、35歳の太子像は珍しいですね。
御朱印
人の善悪を表す「二面石」
この二面石、誰がどのような目的で作ったのか伝わっていないそうです。
説明文を読んでみると善面はなんとなく楽しそうな顔、悪面はなにか悪巧みをしてそうな顔に見えてきました(笑)
整備された休憩所とお手洗い
神社仏閣は歴史のある場所が多いため、失礼ながらお手洗いは暗くて古~い感じが多いのですが、こちらのお手洗いは新しくてとても気持ちよく使用できました♪
休憩所も広くきれいに掃除されています。
阿弥陀如来を祀る経堂
本堂を背にした賓頭盧(びんずる)さん。今はコロナ対策のため触れませんので、手を合わせるだけ。本来ならば自分の体の治してほしい場所を撫で、次に自分の体を撫で、病気平癒を祈願します。
あちこち撫でられて色が変わっていますね。
圧巻の天井画で彩られる往生院
現代画家が描いた260点の花の絵が天井を飾る素晴らしい眺め。一つ一つ、とても丁寧に描かれています。
ご本尊の阿弥陀三尊、聖徳太子像が祀られるゆったりと静かなお堂。
橘寺に参拝した際にはぜひ足を運びたい、素晴らしく美しい場所でした。
謎が多い橘寺
お寺の名前は垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことに由来するということですが、それ以外の創建年代やお寺自体の歴史はわからないことが多いそうです。
8世紀には66もの堂宇が並び立ち、皇族・貴族の庇護を受けて栄えた壮大なお寺でしたが、室町時代後期に幕府の官僚、細川政元の家臣赤沢朝経に全山焼き討ちにされ、それ以降衰退していきました。
現在の本堂と観音堂は1824年に再建されたもの。
現在は多くの花や植物が咲き誇る、静かで清潔なお寺。8月~10月には酔芙蓉(すいふよう)が鮮やかに咲き誇り、とても美しいのだとか。
たくさんの植物と静かで広い境内が日々の疲れを癒やしてくれる、素敵な場所でした。明日香村の観光地としてとてもおすすめのお寺です。
橘寺に近いおすすめの宿
明日香村で一泊するなら「あすか癒俚の里 森羅塾」がとってもおすすめ!
古民家をおしゃれにリノベーションしたお宿ですが、高級感・清潔感がありとても居心地がよい空間。
一日一組限定の小さなお宿ですが、ゆったりと過ごせる贅沢な時間になりそうです♪
昔ながらの造りで木のぬくもりが感じられるほっとできる空間ですね。
周辺の観光をするなら、壁画で有名な高松塚古墳やキトラ古墳、日本の棚田百選に選ばれた稲渕の棚田などの観光スポットが村内に点在しています。予約するとレンタサイクルも利用できるようです。
また、スタッフの対応が丁寧で親切というのも宿泊施設を利用するには嬉しいポイント。
ユーザーレビューが非常に高く、ホスピタリティに溢れたおもてなしをしてもらえる大満足のお宿です。