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4月下旬のとても気候の良い季節。奈良県桜井市の小高い丘の上にある聖林寺に伺いました。
グーグルマップのナビ通りに進むとこちらの臨時駐車場にたどり着きました。車を降りて少し歩くと・・・
こちらが通常止められる駐車場のようですね。聖林寺の看板のすぐ横に駐車場がありました。
晴れ渡る晴天の中、静かな上り坂を歩きます。もう、この時点で癒やされる♪
深呼吸をしながら「やっぱり奈良はいいね~~~!」と、てんぽーさんも大満足。
自然に囲まれた場所にお寺はあります。これは金柑かな?
まだ桜が残っていました!八重桜ですね~ 素敵。
ツツジも咲き誇っています。お花が多くとっても癒やされます。この階段を登るとお寺の入り口です。
青空と山をバックに現れた小さなお寺。絵になります。
入り口から美しい~。
門にかかれた説明文です。ここからの眺望の素晴らしさにも感動しましたが、お寺に祀られる仏様への期待が膨らみます♪
花と植物があふれる手入れが行き届いた境内
石塔の手前にひっそりとシャクナゲが咲いていました♪
お寺の境内はさほど大きくなく、少し歩くとすぐに見終わってしまいますが、静かでゆっくりできる場所。
深呼吸したくなるような静けさと空気の良さ。
やっぱりお寺の空気感っていいな~としみじみ感じます。
石灯籠には鹿の模様が。奈良ですね♪
優しく静かにたたずむ仏様。
とってもきれいなボタンが咲いていました!
奥へと続く本堂
左手にある寺務所で拝観料400円と駐車料300円を支払い、本堂の中へ入ります。
正面から見た感じはこじんまりとしたお堂。ありがたく中に入ってみるとこんなに広い敷地が奥に広がってたんや!と少々驚きます。
本堂内は撮影禁止なので公式ホームページから画像をお借りしました。
こちらが本堂内、ご本尊の子安延命地蔵さま。とっても大きい石仏で頭も大きいですね~ 柔和なお顔に癒やされます。安産、子授けの仏様です。
両脇には掌悪童子と掌善童子が控えています。
ご本尊の右奥には「写真撮影可」と書かれた逗子が。
アメリカの哲学者フェノロサが寄進したそうです。
日本の芸術に深い関心を持っていたフェノロサは「日本美術を救ったアメリカ人」とも言われています。
明治時代、日本が欧米化政策をすすめることで日本文化が軽視されるようになっていた時代にフェノロサは来日します。
奈良の文化財にギリシャ・ローマ美術にも通じる美を見出し、その価値を高く評価、保護したと言われています。
逗子の中の十一面観音様は画像で、ご本体ではないですがこのように鎮座されていたという再現でしょうか。
美しい十一面観音様に会える観音堂
それでは、本堂を抜けて国宝の十一面観音さまが安置される観音堂に向かいます。
階段を登ると絵馬が奉納されています。
右手にしっかりとした鉄筋建築の観音堂(大悲殿)が見えてきました。重い扉を開けて薄暗い中に入ると・・・間接照明に照らされた何とも美しい観音様が安置されています。
観音堂内も撮影禁止なので公式ホームページから画像をお借りします。
流れるようなこの曲線美。性別を超越した中性的で柔和なお顔。ずっと見ていられる、静かな慈悲の空気で満たされる観音堂でした。
ありがたいことに、私達が滞在している間は他の参拝客が来ることがなく、ゆっくり拝観することができました。
芸術的な観音様のお姿を独り占めできる、特別なお堂となっていました。
十一面観音様の光背のデザインを使用したというブレスレットを思わず購入!すごく素敵♪
聖林寺は小さなお寺でしたが、境内には緑と花が溢れ、とても貴重で美しい仏様に会える素晴らしいお寺でした!
大和盆地をはるか遠くまで見渡せる眺望の素晴らしさも、記憶に残る景色です。
帰るのが何だか名残惜しく、門から出るともう一度振り返りパチリ。額縁が境内の風景を切り取ったような鮮やかな景色でした。
聖林寺の御朱印
聖林寺に近いおすすめのお宿
聖林寺の近くに宿泊するなら「町家ゲストハウス三輪」さんがとってもおすすめ。
レビューの高さはなんと4.83と、驚きの高評価!
大神神社のすぐ近くの小さな建物で、4部屋のみというこじんまりとしたゲストハウスです。夕食ありのプランはないようですが、朝食が美味しいと評判。
それぞれのお部屋も一人用~と広くはないようですが、きれいに掃除され木のぬくもりが感じられる明るいお部屋。
ゆったりと足をのばせる檜風呂に心のこもった朝食。そしてなにより、もてなしてくれるご夫婦のお人柄がとっても優しいそうです。
宿泊施設をお探しの方はぜひ足を伸ばしてみてください。
こんばんわ! 奈良には素敵な神社仏閣があるんですね。ぼたんやしゃくなげ、美しい十一面観音様と
見所の満載。ゲストハウスも素敵でした。ありがとうございます!
ねこしばさん
コメントありがとうございます。
奈良はゆったりとした深呼吸したくなるような素敵な場所が多くて大好きです!お寺は植物の手入れが行き届いている場所が多いので観光にもぴったりですね。