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弘法大師空海に高野山を授けたと言われ、世界文化遺産にも登録されている丹生都比売(にうつひめ)神社に参拝してきました。
創建1700年と言われ、古い歴史を持つこの地は高野山の入り口とも言われています。山奥にありアクセスがいいとは言えませんが、神社に向かって自動車を走らせていると壮大な山々とのどかに広がる田園風景に心癒される素敵な場所です。
第二駐車場から神社の方を見ると鏡池、輪橋が美しく見えます。前日の夜に大雨が降ったため、まだ霧がかかっています。朝日も昇ったばかりで幻想的な雰囲気でした。
この日は早朝に参拝したため、セミや鳥の声だけが聞こえる静寂の中ゆっくりと境内を歩くことができました。
第一駐車場~外鳥居
こちらの小さな橋は第一駐車場から外鳥居に向かう途中にかかっています。
外鳥居です。ここから神社の境内に入ります。
淀君が寄進した輪橋
こちらは太鼓橋と呼ばれることが多い半円形の朱塗りの橋で、「輪橋」という名称です。豊臣秀吉公の側室、淀君が寄進したものですがその経緯までは伝わっていないそうです。
輪橋の左右には小さな池があります。橋を登らず左側の道を進むと左手の池の向こうに「あずま舎」が見えてきます。
池からあずま舎にかけて小さな橋がかけられていますが、このエリア内には入れないように囲いがしてあります。
輪橋を一番上まで登ってみます。
鏡池
こちらは右手に見える「鏡池」。
鯉がたくさん泳いでいます。
青い紅葉がとっても清々しく雨に濡れて本当に綺麗でした。
中鳥居と禊橋
こちらの鳥居は中鳥居と言います。鳥居の手前は禊橋(みそぎばし)といい、橋の下にも小さな川が流れています。
手水舎の横に蓮の鉢植えが置いてありました♪
まだ開花しておらず蕾ばかりでしたが、蕾の姿もまた綺麗です。
重要文化財の楼門
国の重要文化財に登録されている丹生都比売神社の楼門です。とても状態がよく綺麗です。
近くまで歩いていくと・・・
楼門へ登る階段の左右にこんなに素敵なバラの花が!!素敵すぎて鼻血が出そうです。歴史を感じる石の灯篭(?)のようなものの中に水を張ってバラを水面いっぱいに浮かべています。日中の参拝客の目を楽しませてくれるだろうなと、うっとりと眺めさせていただきました。
朝の霧がずいぶん晴れてきました。楼門の朱色、紫、周囲の木々の緑や黄緑が鮮やかなコントラストで本当に美しい場所です。
佐波神社~本殿
楼門の左手前側に藤棚があり、そこを通って歩いていくと佐波神社につながる細道があります。
柵に竹が使われているのが素敵です♪
明治時代に地域の諸社を合祀した境内社だそうです。狛犬さんがしっかり守っています。
動画にはアマガエルともう少し大きなカエルが出演してくれています。佐波神社を過ぎてまっすぐ進むと狭いエリアですが本殿を拝める場所があります。
丹生都比売神社の御朱印
和歌山には一之宮が3つもあります。丹生都比売神社はその中の一つ。御朱印はこちらです。
ご神犬も御朱印に登場。
弘法大師を高野山に導いたとされる白と黒の二頭の犬が丹生都比売神社の神様のお使いであったことから、この神社の眷属とされています。前回参拝した時に、たまたまご神犬の「すずひめ号」が公開されているタイミングでした。
すんごく可愛かったです♡
第二駐車場から昇り龍!?
参拝を終え、第二駐車場に戻るととても美しく朝日が差し込んできたので急いでカメラと動画を出して撮影!
感動的な差し込み方。こんなに素敵なタイミングを撮影できたことがありがたくて仕方ありませんでした。
あれ?なんだかこの雲、まるで龍が天に昇っていくように見えませんか?
幻想的な陽の光と昇り龍のような雲を同時に撮影でき、ありがたく丹生都比売神社を後にしました。
朝日が差し込む様子や、静寂な境内にセミと鳥の声が聞こえる様子はぜひ動画でご覧ください。神聖で荘厳な丹生都比売神社の早朝の様子が伝わると嬉しいです。
陽の光の中、あずま舎から湯気が立ち登っている珍しい様子もじっくり見てみてください!